2004年春闘宣言
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いま、国と資本のやりたい放題の政策が、全面的につき進められています。やみくもな規制緩和、社会保障改悪と増税、リストラ「合理化」の徹底、そして平和と民主主義を脅かす策動のもと、国民・労働者の声が抑え込まれながら、昨日より今日、今日より明日と、身勝手な現実がおしつけられています。 損保も、「自由化」5年の間に、社会的役割、業界秩序、労働者の権利を一切ないがしろに変貌し、「自由化」とは誰のためにもなっていないことが、いまや明らかになっています。強者の論理むき出しの競争が産業を覆い、職場には、長時間過密労働の劣悪化、荒れた人間関係、誇りと働きがいの喪失という“三重苦”が広がっています。働くものの生活と雇用の基盤はり崩され、心身を病む仲間、職場から去っていく仲間もあとを絶ちません。 このような現実がいくら積み重なっても、今日よよくなるとは誰も思っていません。誰もが確かな明日を手にしたいと願っています。そのために、働くものが、押しつけられる身勝手な現実に抗し、自らを主張することが何よりも大切な鍵になっています。 2004年春闘は、働く希望、考えていること、感じていることなど、すべての主張を担うこの労働組合に結集し、カをあわせ、確かな明日に前進していく春闘です。○雇用と人間らしく働ける職場を守る、○産業の社会的役割を守る、○人間を大切にする労働組合として奮闘する、の三本の柱に立ち、生活破壌を許さない賃金闘争、劣悪な長時間過密労働の実態改善、損保産業の「健全」な発展、「100万枚のビラ」にとりくむ朝日闘争、瀧元中央執行委員長の不当配属を撤回させるたたかい、喫緊の課題となる平和と民主主義をまもるとりくみなど、全損保統一行動週間を軸に、「誰もが全損保の運動に触れる」を合言葉に幅広く主張と行動を展開していきます。また、企業合併を前に日動外勤支部に生じた組織問題に対しては、新会社に全損保目動外勤支部を保つために絹織をあげてとりくみをすすめます。 私たちは、本日確立された春闘方針のもと、職場で、地域で、機関と職場が一体となって、意気高くたたかうことをここに宣言します。 2004年3月17日
全損保第83回中央委員会
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